欲に負けた女の日記

堕落した風俗嬢の生活の記録と奮闘記

現実とかけ離れた世界

 

こうやってパソコンに向かうことすら忘れていました。

いつからこんな生活を始めてしまったのか。

どこで歯車が狂ったのか。

自分でも、どうしてあのとき、この道にくることを決めてしまったのかはわからないのですが、

これがリアルなのだと、色んな人に知ってもらうべく、

ただ赤裸々に語ることを決めました。

 

 

さて、私は都内で風俗嬢として働いている者です。

ありがちだとは感じますが、風俗に陥った経緯はホストクラブ。

 

世間一般的にも、某有名タレントさんだったり、某モデルさんが

頻繁に足を運んでいたことでも知られていますが、

実際は、そんなに華やかな世界ではないのです。

 

これは、その世界に陥って、その世界でしか生きられなくなった子たちを多数見てきた私のただの主観と客観が織り交ざったブログなので、これが全てだとは感じないでほしいのですが、ただひたむきに生きてあがいている女の子たちが、世間にはたくさんいるということを、どうか知ってほしい。

 

風俗嬢というだけで、それを経験したことない人からは煙たがられ、

偏見を持たれる。

だが、偏見を持つその女性の大事な人も、もしかしたら一度は

風俗にお世話になっているのかもしれないということを考えてほしい。

 

風俗は一種のサービス業。

とてつもなくストレスのかかるサービス業だと私は思うが、

そこまで意識を高く持ち、風俗に従事している者ばかりではない。

だからこそ、お客様である男性から、悲痛な言葉を投げかけられることも多々あるのです。

 

「どうしてこんな仕事をしているの?」

「エッチなことが好きだからやっているんでしょう?」

などと言った言葉。

 

少なからず好きでしている人もいるかもしれない。

そう答える子もいるかもしれない。

 

だが、そんなのただの社交辞令でしかない。

お客さんを目の前にして、「好きでなくともお金のため」だと言える子がどれだけいえるだろうか?

 

じゃあ、あなたたち男性はどうなのか。

その仕事がすきだからやっているのか?

好きなだけで仕事ができて、好きなだけでお金を得られるのだとしたら

そんな世の中存在するのだろうか。

 

私たちのアンサーは「生きるために必要だから」としかいいようがない。

ホストクラブにはまってしまって風俗に従事する人間は、

ただその一時の幸せな時間を買うために働いている者も多い。

 

風俗嬢の中には純粋に借金の返済だとか、そういった理由で踏ん張って仕事をしているのだが、いかんせんデリカシーのない言葉を投げかけられる。

だがお金を払って下さっているのは目の前にしているお客なのだから無下にできない。

下手な接客もできないのだ。

そんなストレスをため込んだ女性たちの逃げ道がホストクラブになっているのだから余計に悪循環でしかない。

 

風俗嬢の中にはアイドルに貢いでいる者も多いのが事実。

金銭的な問題を解決ために選ぶ最後の砦のようなものなのです。

 

ただ、ホストクラブの闇は深い。

私もどうして未だにそこから抜け出すことができないのかわからない。

 

二十歳未満の子から、上は70歳くらいの方まで

幅広い年齢層が来るのが歌舞伎町だが、

私はこの数年間、歌舞伎町の闇ばかりを見てきてしまった。

 

人の汚さも知ってしまった。

 

「普通の」恋愛なんかできなくなってしまった。

 

純粋な感覚を失ってしまった女性たちが入り乱れる街の本当の姿を

ここに残していきたいと思っている。